2008年 日本穀物科学研究会
第133回例会
2008年2月9日(金)13:00より高津ガーデン(大阪市天王寺区東高津町7-11)にて第133回例会ならびに総会を開催いたしました。 |
テーマ | 『水資源の現状と水の機能性および食品の加工における各分野での取り組み』 |
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講演 | 水資源の枯渇の現状と穀物生産および機能水について 三宅製粉(株) 代表取締役 三宅一嘉 氏 神戸学院大学栄養学部 教授 草野毅徳 氏 |
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水は無尽蔵にあると、我々は思いがちだ。しかし人類が利用できる淡水は、実は地球の総水量の0.5%にも満たない。しかも、その淡水資源は環境破壊や都市化などによって急激に減り続けている。それだけではない。いまや石油よりも貴重な天然資源となった水は、グローバル企業や世界銀行、IMFなどにより、巨大なビジネスチャンスの対象とされ、独占されつつあるのだ。 干上がったアメリカ 汚染の進むカナダ 大旱魃のオーストラリア 中国の「驚異」 我が国の水争いについて 機能水について |
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三宅 一嘉 氏 | |||||
海洋深層水の食品への利用 神戸女子大家政学部 教授 後藤昌弘 氏 |
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2000年前後からマスコミで取り上げられ、有名になった海洋深層水。全国に先駆けてその利用をはじめたのが、高知県の室戸海洋深層水である。水産養殖においては大きな効果が見られるこの海洋深層水を食品に利用することの意義、その効果等について全国の海洋深層水の採水地とそこで作られている製品を紹介しながら、演者を含む高知県での研究事例を紹介する。 |
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後藤 昌弘 氏 | |||||
「六甲のおいしい水」と各種の食品加工への利用 ハウス食品ソマティックセンター 製品開発部 石田亮介 氏 |
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1. ミネラルウォーター類の定義 2. ミネラルウォーターの硬度と味 硬度=カルシウム濃度(mg/l)×2.497+マグネシウム濃度(mg/l)×4.118 という式によって算出されます。軟水、硬水の定義はいくつかの区分方法があり、日本ではWHOが定めた硬度区分が一般的で、0〜60mg/l 未満を軟水、60〜120mg/lを中程度の軟水、120〜180mg/l を硬水、180mg/l 以上を非常な硬水としています。 日本の地下水や水道水は軟水が多く、多くの人は軟水の方が飲みやすいと感じるのではないでし ょうか。カルシウムやマグネシウムが多い場合、渋みや苦味を感じますが、少量であればコクや厚みを感じます。 料理と水の関係については、そこで親しまれている料理にはその土地の水が合う、ということが言えると思います。 |
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石田亮介 氏 | |||||
園芸食品のプレハーベストおよびポストハーベストにおける水の機能について 大阪府立大学大学院生命環境科学研究科 准教授 今堀義洋 |
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園芸食品とは果実類や野菜類などの食用園芸生物(青果物)およびその加工品のことであり、ビタミン類の重要な供給源となっている。日本で利用されている食用園芸生産物は、果実類で約50種類、野菜類では約120種類と種類も多く、また、利用する部位もその種類によってことなる。果実や野菜は一個の独立した植物体として生命活動を営んでいて、生物体の生理代謝は水を媒体として営まれており、生命の維持、活動は水なくして考えることはできない。 本講演では園芸食品のプレハーベストおよびポストハーベストにおける生命活動に重要な水の機能についていくつかの事例を紹介する。 1. 園芸食品のプレハーベストにおける水の機能 2. 園芸食品のポストハーベストにおける水の機能 |
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今堀 義洋 氏 | |||||
総 会 | |||||
懇親会 |
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連絡先 | 三宅製粉梶@(〒544‐0034 大阪市生野区桃谷3−2−5) 日本穀物科学研究会事務局 林 孝治(Tel 06−6731−0095、Fax 06−6731−0094 E‐mai:[email protected]) |
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